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大会長挨拶


 第46回日本母体胎児医学会学術集会を2024年8月31日(土)~9月1日(日)にアクトシティ浜松コングレスセンターにて開催する事となりました。本学術集会は周産期領域におけるトピックスをディスカッションする学術集会として、産婦人科医師、助産師、看護師など周産期にかかわる医師のみならずコメディカルにおいても有意義な会を目指しています。
今回の学術集会のテーマは「もう一度、症例から学ぶ」としました。学術集会の原点に立ち返り、対面でじっくりとディスカッションを行うことを目的としています。周産期医療のみならず全てのエビデンスは、一つ一つの症例の経験から学ぶことがその基本です。そのため、本学術集会は、うまくいった症例だけでなく、悩んだ症例、うまくいかなかった症例、だまされた症例、などからもう一度皆で学び会うことを目的としています。
 特別講演として、マイアミ大学産婦人科のRodrigo Ruano先生をお呼びしています。Ruano先生はブラジルから欧州、北米と渡り歩き,現在マイアミ大学産婦人科教授として胎児治療を中心に周産期医療を行っています。TTTSのレーザー治療のSolomon法や、横隔膜ヘルニアに対するFETO、尿路閉鎖に対する胎児膀胱鏡など様々な胎児治療に対して学術的にも発信しています。そのRuano先生から現在に至るまでに”症例から学んだもの”について講演をいただく予定です。
 母体胎児医学会はその前身である産婦人科ME学会の頃より、超音波診断と胎児心拍数モニタリングを二本柱としています。それに加えて現在では、母体合併症や産科救急、胎児医療、遺伝医療なども含めた周産期領域全般に幅広いテーマを扱う学術集会です。会員からの発表に加えて、超音波診断や胎児心拍数モニタリングに関してもテーマの中心にそえて医師のみならず助産師や看護師も含めて、症例から学び直すことを目的としたプログラムを作成しています。医学的、科学的な内容のみならず、医療機器や薬剤の情報も含めた最新の知見についても発表や討論のテーマとなります。

 夏の浜松はやや暑いですが、うなぎや浜松餃子など暑さを吹き飛ばすお食事もあります。学術集会のオンタイム・オフタイムいずれも楽しんでいただけるように準備を行っています。是非、2024年夏の浜松においでください!

第46回日本母体胎児医学会学術集会
大会長 村越 毅
(聖隷浜松病院 総合周産期母子医療センター長・産科部長)